五行説② 桃太郎

日本中で誰もが知っている昔話の桃太郎。

犬、猿、雉をお供に連れて鬼退治をするお話しです。

この桃太郎のお話しにも陰陽五行説が関連しているのです。

 

五行、十二支、五果(果物)、五穀(穀物)を時計回りに当てはめていくと

北:五行は水 干支は亥子丑  五果は栗 五穀は大豆

東:五行は木 干支は寅卯辰  五果は李(スモモ)五穀は胡麻

南:五行は火 干支は巳午未  五果は杏(あんず)五穀は麦

西:五行は金 干支は申酉戌  五果は桃 五穀は黍(きび)

となります。

北東の方角、丑寅(うしとら)は悪いもの、鬼が出入りする鬼門と呼ばれその反対側南西 未申(ひつじさる)は鬼の出入りを封じる裏鬼門とされています。 

 

この分類をみると鬼を封じる裏鬼門には金気を持つ申酉戌、桃、黍が属しているのがわかります。

鬼門は木に属するため前回お話しした相克の関係で見ると金は木を切り裂くため桃太郎のお供は申酉戌となったのです。

鬼の姿も鬼門の干支 丑寅に関係しトラ柄のパンツをはいて頭に大きな角が生えている姿をしているんですね。