皆さんアイスマンをご存知でしょうか。アイスマンとは1991年イタリアとオ-ストリア国境付近エッツタ-ル・アルプスの山中で発見された氷漬けのミイラの事です。
このミイラなんと約5300年前に生きてきた人間の男性であることが判明しました。
当時の衣服や生活に使っていたであろう道具なんかも一緒に発見されたそうです。すごい発見ですよね!
このことが鍼灸と何の関係があるのかと思われるでしょうがアイスマンの体には腰や手足15ヵ所ほどのタトゥ-が入れられていました。
タトゥ-の位置を調べていたオ-ストリアの医学博士レオポルトドルファ-医師によって鍼灸に使用するツボの位置とほぼすべてが重なっていることが分かったのです。
アイスマンは腰椎すべり症を患っていたらしくそれを治療していたようです。
タトゥ-の形は三本線、四本線、十字型があり場所は左腰部の胃兪、腎兪、三焦兪、左崑崙、右下肢には陽陵泉、陽輔、曲泉、中封といった感じで現在の腰の痛みや坐骨神経痛に対して使用する経穴とほぼ同じであります。
鍼灸は古代中国が起源とされていますが、それよりもはるか昔に存在していたのかもしれないですね。