夏の養生

8月も終わりとなり朝晩はだいぶ過ごしやすくなってきましたが、日中は猛烈な暑さが続いていますね。ついつい冷たい物をとりすぎてしまい体調を崩してしまっている方も多いのではないでしょうか。

 

東洋医学ではこの時期は暑邪という外邪が侵入しやすく体の不調を起こすといわれています。暑邪の性質は炎熱という特性があり高熱、顔面紅潮、大汗、のどの渇き、脈洪数大など火熱が盛んであるために起こる症状が見られます。夏は汗をかいて体内の老廃物や陽気を発散させることがいいのですが、大量の汗をかきすぎると津液や気を消耗しすぎてだるさを感じやすくなってしまいます。 暑邪は湿邪を伴いやすく脾や胃の臓腑を弱らせむくみや食欲不振、下痢などを引き起こしてしまいます。

 

夏バテを乗り切る自宅でもセルフケアできるツボを一部紹介します。

【足三里】膝のお皿からのすぐ下の外縁のくぼみから指4本分あたり

【中 脘】へそとみぞおちの中間あたり この二つは食欲不振や消化不良、胃腸の調子がわるいときに。

【湧 泉】足の裏23中足骨の間、あしの指を曲げた時に出来るくぼみの真ん中、不眠、熱中症、冷えやだるさなどに効果があります。

 

 

薬膳では体の熱をとる食材としてはトマト、にがうり、スイカ、なすび、とうがんなどがあります、トマト、なすびは食欲不振にとうがん、スイカはむくみなどに効果があります。