梅雨本番。
じめじめした日が続きますね。
新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐためにマスク着用が新しい生活様式となりました。
暑いですよね。
マスクを着けることにより口元の温度は3度程上昇するようです。
着けていないときに比べ暑さや息苦しさを感じます。
心拍数や呼吸数も1割程増え、熱中症のリスクも高まります。
厚生労働省は新しい生活様式を踏まえた熱中症予防、行動のポイントをまとめています。
・暑さを避ける
・日頃から健康管理をする
・適宜マスクをはずす
・暑さに備えた体力作り
・こまめな水分補給
高齢者や乳幼児、基礎疾患を有している方は特に気を付ける必要があります。
蒸し暑さによる不快さを表す指数のことを「不快指数」と言います。
不快指数は気温と湿度から求めた体感湿度の指標のことで、日本人はこの不快指数が77を超えると不快感を覚えるそうです。
湿度は不快に感じるだけでなく、身体に様々な不調をもたらします。
湿度は東洋医学で湿邪と呼ばれ、いったん侵入すると症状が改善しにくく慢性化しやすくなります。
湿邪は、日本では梅雨や秋雨の時期にあたる「長夏」の主気です。
〈 湿邪の性質 〉
1.水の性質をもち陰邪である
臓腑経路に滞ると気機を阻害しやすく脾胃の陽気を損傷しやすくなります。湿邪が脾陽に影響を与えると脾陽不振、運動無力となり水湿が停滞し腹瀉(下痢)、尿量減少、腹水、水腫などの症状が生じる
2.重濁性
肌表より侵入し陽気を阻滞させると頭や体が重く感じたり手足がだるいなどといった症状が表れ、関節や経路に滞ると気血の流れが悪くなり肌膚不仁、関節痛などの症状が現れる。
3.粘滞性
湿はねっとりと粘りがあり、停滞する性質があり、湿邪による病の多くは治りにくく繰り返し再発をみることがある。
4.下降しやすく下部を侵しやすい
湿には水の流れのように下へ向かう、下に注ぐという特徴がある。そのため湿邪は人体の下部を侵すことが多い。
〈 養 生 〉
ぬるめのお風呂は気血のめぐりをよくし、水分代謝を促すためおすすめです。
また、水分やなま物のとりすぎを避けることも重要です。