クック骨折

院長の豊嶋です。

日曜日外出中、愛犬クックが「前足を痛めた」との連絡があり、急いで見に行ったところ、右の前肢がひどく短縮し、痛そうにほえていました。触診したところ、肩に異常があることがわかり、末梢牽引したところ痛みが緩和したもようでほえ止みました。しかし整復維持困難に加え、軋轢音もあることから、脱臼ではなく、骨折と判断し月曜日に動物病院に連れて行きました。レントゲンをみせてもらったところ、上腕骨外科頸から骨頭にかけての斜骨折で、骨折部分の骨が薄いことと、”もやーっと”した感じからなんらかの病変(腫瘍など)があるのではと想像されました。動物病院の先生の判断では、年齢から考えて手術は難しく、またギブス固定困難とのことで、痛み止めのみもらい、帰りました。

 

食事や水を飲ます際、前足が”ぶらんぶらん”なので、主に上肢の下垂と回旋を防ぐのを目的とし、テーピングで固定しました。やはり短縮転位を矯正保持する事はできませんでしたが、目的はうまく行きました。骨癒合は期待しづらいですが、すこしでも痛みが緩和すると良いのですが・・・終わり